劇座について

劇座は、全国に舞台中継された名古屋弁喜劇「フィガロの結婚」(木村光一演出、1980年初演、82年83年に再演、83年にNHKから全国に舞台中継)などで、たびたび同じ舞台を踏んできた名古屋の五名の役者(天野鎮雄、山田昌、たかべしげこ、岩川均、大嶽隆司)により1985年に結成された。
翌86年8月に旗揚げ公演として木村光一演出によるジョルジュ・フェドー作の喜劇「浮気は死ぬ気で」(原題「旦那様は狩りにお出かけ」)を上演、この公演もNHKで中部地区に舞台中継された。
以後、1年に2度以上の劇場公演と何回かの小公演を重ねている。
付属俳優養成所として「名古屋劇塾」を85年に設立、この二十余年の間にその卒業生からえらばれた団員も増えて、現在総勢27名。
その舞台は新聞紙上でも高く評価され、芸達者ぞろいの、名古屋の代表的な劇団として一般に認められている。
テレビでの舞台中継は前述の旗揚げ公演の他、以下の通り。

上演年 放送局 作品名
1990年 NHK 「リリアン」
1990年 東海テレビ 「雰囲気のある死体」
1991年 NHK 「時間よ朝に還れ」

また、劇座の俳優たちは個人として数々の賞を受賞しているが、劇座の舞台としては次の三作品が下記の賞を受けた。

上演年 作品名
1990年 紀伊國屋演劇賞 たかべしげこひとり芝居「リリアン」
1990年 名古屋市民芸術祭賞 「マインド」
1996年 名古屋市民芸術祭賞 「火宅か修羅か」